英語初級者が中級者になるための4つの学習法

英語学習は、中級者になるとかなり選択肢の幅が広がります。
英語でニュースや気になるWebサイトを読んだり、英語のコンテンツを視聴したりできるようになるためです。テキストを使用していても、初級よりもストーリー性のあるものが題材となるため、退屈をせずに勉強できます。

しかし、一般的には誰もが英語学習はビギナーからスタートします。

大学受験から長らくのブランクがあった僕も、学生当時に覚えていた英語の大半を忘れてしまっており、完全なビギナーからのスタートでした。今回は、英語学習初心者の僕がどのようにして中級まで到達したのかという点をお伝えします。

ちなみに、もちろん中級のまま満足するつもりはなく今後2022年中には自信をもって上級者を名乗るつもりです。

そもそも英語中級者とは?

英語レベルの測り方はいろいろあるので、「中級者」といってもどの程度を指すのかがあいまいになりがちです。
僕自身、文法・スピーキング・リーディング・ライティング・リスニングの全ての項目で中級者だと思っているのですが、その根拠は「Perfect English Grammar」というイギリスのサイトの簡易テストの結果から来ています。

こちらのサイトでは、無料で英語力を診断できる簡易的なテストが受けられるので、ご自身の英語力を確認してみたいと思う方はぜひチェックしてください(出題文やは文法問題ですが、個人的にこのテストはすごくよくできていると思います)。

僕自身が中級者を代表するのも少し変ですが、できることとできないことを簡単にリスト化してみました。

まず、できることから紹介します。

  • 英字新聞(WSJ)や英字のWebサイトを辞書を使用しながら普通に読める
  • 海外の方とE-mailやLineで意思疎通できる(それなりにミスをしますが、相手がくみ取ってくれます)
  • 部分的に英語の映画・ドラマ・プレゼンテーションなどが聞き取れる(聞き取れる割合は難易度によってマチマチです)
  • 英語で英語が学べる(英語学習者向けにネイティブの方が作ったテキスト・動画コンテンツが把握できる程度)
  • 日本語対応していない商品をインターネット上で購入できる

できないことだらけなのですが、あえてできないことをリスト化すると以下のとおりです。

  • 映画やドラマの会話を完全に聞き取ること
  • 辞書なしでニュース記事などを読む(簡単な内容のWebサイトくらいなら辞書なしでも十分読めます)
  • 文章をつっかえずに音読する
  • ビジネスの実務で英語を用いる

このようにできないことがたくさんあるので、まだまだ先が長い感じはしますが、それでも上達を実感できたり英語を使って自分にとって楽しみになることができたりしているのは間違いない事実です。

英語初級者から中級者になるために実践した4つの学習法

英語の初級者から中級者になるには、シャドーイング・正しい発音・文法・単語が重要

英語学習初級者を卒業して中級者になるためには、勉強あるのみです。聞き流し系の教材は、最初から効果に期待できず試していないため、効果の有無を証言できないのですが、少なくとも僕がやってきた学習法は初級から中級になるためのレベルアップの効果は十分に得られるでしょう。そのためのポイントを4つ紹介します。

基礎レベル英文のシャドーイング

シャドーイングとは、CDなどの音声を流しながら後に続いて同じように発音する学習法です。テキストを見ずに、聞いた音だけを頼りにおこなうのが本来のやり方ですが、かなり難易度は高いです。そのため、最初のテキストは簡単過ぎると感じるくらいレベルを落としたものを使用するとよいと思います。僕も、最初の1か月は中学1・2年生レベルのテキストを使って練習しました。

初級者がシャドーイングをやる上で僕が注意した方がよいと思うことは、次の3点です。

  • 英語を話せる人にチェックしてもらうこと(僕の場合は、オンライン英会話「SPTR」を使用しました)
  • レベル感のあった教材を使用する
  • 一つの文章をある程度すらすら読めるようになるまで、じっくり向き合うこと

シャドーイングをはじめると、2~3か月くらいでリスニング力がアップすると思います。それまでは聞き取れなかった英語が聞き取れるようになることで、かなりモチベーションアップになります。

正しい発音の理解

英語をネイティブスピーカーのように流ちょうに話すためには、リエゾン・リダクション・発声法・イントネーションなどさまざまな項目をクリアしなくてはなりません。したがって、その道のりは中級学習者の僕から見てもとても果てしないものです。
ですが、初級者から中級者になるために覚えておきたいことはたった一つ。正しい発音を身につけることです。正しい発音を身につけることで、英語が伝わるようになり聞けるようになります。一般的に日本人が苦手とされる「RとL」「VとB」などのサウドの違い、母音の種類などを理解することはとても大切です。

そして、理解すると同時に音の出し方を身につけることも大事です。そこで大切なのが、正しい発音を意識した上でのシャドーイングです。理想をいえば、発音をマスターしてから実践であるシャドーイングをした方がよいかもしれませんが、僕の場合は発音とシャドーイングを同時進行で進めていました。

ちなみに、発音の確認はYouTubeでいろんな動画をみて勉強しました。「pronunciation」とYouTube上で検索するとかなりの数の動画が上がってくるので、わかりやすく説明してくれている方の発音を繰り返しマネするとよいと思います。

中学生レベルの文法

僕の場合は、文法は比較的学生時代の記憶が残っていたので、おこなった学習としては「一億人の英文法」を購入して、わからない箇所をときどき復習していた程度です。ただし、中学レベルの英文法が曖昧な場合はやはり最低限の英文法は必須だと思います。
文法学習を退屈に感じる方も多いかもしれませんが、基礎的な部分(特に時制・単数複数・5文型・関係代名詞・助動詞・比較など)程度は頭に入れておきたいです。時制や単数複数は、実際僕も未だに結構ミスしますが、基本的な考え方を押さえとかないとあとから苦労するか、もしくはブロークンイングリッシュしか話せない状態になるでしょう。基礎を押さえることに注力したいので、薄めの基礎的なテキストで大丈夫です(逆に「一億人の英文法」はあまり適してないかもしれません)。

2,000から3,000語レベルの基礎単語

語彙の数は多ければ多いほど英会話力が高まります。だからといって、単語学習のみを勉強する学習法はオススメしませんが、僕は今も毎日英単語を勉強中です。英単語は、英単語帳を使用するか自作のフラッシュカードを使用するかのどちらかがオススメです(効率のよさを重視するなら、市販の英単語帳がよいでしょう)。

初級からの卒業をはかるためには、大学受験用もしくはTOEIC用の単語帳がオススメです。

まとめ

英語の初級者から中級者までの道はそれほど遠くないと思います。スタート地点の英語力によって違いがあるため、一概にはいえませんが、数ヶ月から半年くらいで十分に到達できるレベルだと思います。一つひとつの学習はとても地味ではあるものの、目的をもって取り組めばモチベーションも維持できるはずです。

ちなみに、現時点で僕はEnglishClass101.comという英語学習サービスを中心に英語学習をしています。ビギナー向けのコンテンツも多数あるためいつスタートしても良いサービスなのですが、個人的には中級者レベル以上の方がサービスのメリットを十分に実感できると思います。その意味では、ビギナーの時に英語学習を頑張ってよかったと心から感じています。EnglishClass101.comに限らず、中級者になると学習方法の選択肢が一気に広がるので、初級者を卒業したい方はぜひ参考にしていただけたらと思います。

English101.com

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