社会人・30代で英語学習をはじめた目的・ゴール

英語初心者の僕は、30代後半のある日急に思い立って英語学習をはじめました。

〇英語学習をはじめたときの英語に関するデータ

  • 海外在住・留学経験どころか海外旅行経験すらなし
  • 大学受験で英語を一生懸命勉強はしたもののブランクが長い
  • 発音・リスニングは壊滅的

このような状況からであれば、「英語ではなくほかのことを勉強した方がよいのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、結果的には英語を学習して大正解でした。

英語学習に成功している理由は、今もそうなのですがゴールを描きながら学習を続けているからです。

この記事では、なぜ僕が英語学習をはじめることになったのかについて紹介します。

仕事の幅を広げたい

最大の理由は、仕事の幅を広げたいと思ったことです。

僕は、フリーランスで仕事をしていますが、僕の領域であるマーケティングやWebコンテンツの領域ややはり英語圏のアメリカがサービスとしては最先端を進んでいます。

国内ではほとんど知ることができない、もしくは入手できたとしても高額な費用を払わなくてはならない情報が、英語が読めれば簡単に入手できるのです。

情報で優位に立つことは、仕事において大きな武器になります。

当時も今もですが、生活に困らないくらいの収入は十分に得られているのですが、Webの業界は流れが非常に速いため、3年後・5年後にどのように変化しているか分かりません。

同じ仕事の市場が小さくなっているかもしれないし、ヘタしたらAIに取って代わられているかもしれません。スキルアップは不可欠です。

あくまでも個人的な意見ですが、僕は日本の情報をライバルたちと横並びで身につけるよりも、ほかの人がチャレンジしていない何かにチャレンジするべきではという考えに至りました。

その答えの一つが英語学習だったというわけです。

ニュースを読む目を養いたい

僕が英語学習をはじめた頃は、2020年のアメリカ大統領選がやっていました。当時は、トランプ派とバイデン派で、Twitterやヤフーのコメント欄もかなり荒れていました。

ただ、僕にとって残念だったのは、やはり海外のニュースなのでどちらの意見もバイアスがかかっているように見えたことです。現地ではどのように報道され、人々がどのように感じているのかということを知るためには、やはり言語の壁は大きな問題だと感じました。

楽しい

英語学習を少し始めたあとでのモチベーション要因ですが、ただ単純に楽しかったです。

最初の1か月は中学生で学習するレベルの音源をひたすらシャドーイング+オンライン英会話という学習方法でしたが、それでもすごく楽しいと感じたのを覚えています。

また、英語を学習するようになってYouTubeなどで英語関連の動画を視聴するようになり、だんだん英語に触れる楽しみが高まってきたこともあります。

シャドーイング(英語のCD音声の後にマネして発音する学習法)を始めると、2~3か月くらいでリスニング力がかなり上がったのも大きかったです(ごく部分的に映画の英語が聞きとれる程度ですが)。

英語学習をに明確な目的・ゴールをもつメリット・強み

「英語学習を始めるきっかけや目的は何でもいい」とよく耳にします。僕は全くもってそのとおりだと思います。

海外旅行をするためでも、海外ドラマを字幕なしで見るためでも、TOEICで高得点を取るためでも何でもOKなのです。

ただ、目的・きっかけはできるだけ具体的・明確である方が強いのは間違いないと思います。

僕が、これまで1年強の間1日も欠かさず英語を学習を継続できた要因は、目的・ゴールが明確だったからだと断言できます。

英語習得後を語っている人は少ない

英語学習をするにあたって、英語を話したり読み書きしたりできるようになることをゴールに設定している人はかなり多いのではないでしょうか。

また、英語系のYouTuberやブロガーも英語習得後に何をするかということを語っている人はそれほど多くないように思います。

これは、大きな落とし穴です。英語学習自体が目的になってしまうと、さすがに毎日時間を見つけて続けるのはしんどいからです。学生でもそうですが、社会人ならなおさらでしょう。

英語を話せるようになることは中間地点に過ぎず、目標やゴールはその先に設定する必要があるのです。

例えば、エンワールド・ジャパンの調査によると、年収1,000万円以上のビジネスマンの約6割が英語に担当というデータがあります。このデータを根拠に、英語が話せるようになったあとのキャリアをイメージしてもよいでしょう。

実際、「英語をマスターする」よりも「年収を100万円アップさせる」の方がモチベーションが高まりやすいはずです。

英語が使用できるだけでニッチな市場で勝負できる

日本国内では飽和気味の市場であっても、英語が話せるだけで希少性がすごく高まることがあります。

これは、僕自身がフリーランスで仕事をしているのですごく実感します。

例えば、マーケティング関連の海外の文献をまとめて国内に紹介するライター向けの案件が募集されている場合があります。このような案件では、英語力必須とされているケースが多く、クラウドソーシングでさえほかのライティング案件の2倍以上の単価が設定されていることがあります。

さらに競合するライターも少なくなるので、英語力とマーケティングの記事執筆実績があれば、この案件の採用確率はかなり高まるでしょう。

こういった身近な案件をこなすだけでも年収ベースで100万円くらいは収入が増えそうです。会社員の方であっても、勤めている会社が禁止していない限りは副業として収入を増やせるはずです。

学習の優先順位を設定しやすい

英語を学習する際に、完璧を求めてしまうとかなりしんどいです。英語をマスターするために必要な時間は、人それぞれ異なるとは思いますが長期戦になることは違いありません。

このとき、目標をネイティブのように完璧な英語を話すことに設定していると、学習の優先順位がなかなか定まりません。

また、ネイティブのように話すことを意識しながら、TOEICや英検などの資格試験を受験したいという気持ちが芽生えてくることもあるでしょう。

学生のうちはそれでも良いかもしれませんが、社会人には時間が限られています。やるべきことを絞ってから学習した方が絶対に効率てきです。

例えば、僕の場合はマーケティング関連や世界のニュースを英語のままキャッチして、英語と日本語で情報を発信できるようになることを目標として定めています。

この場合、リスニング・ライティング・リーディング・スピーキングの4技能が必要であることに変わりはないのですが、例えばTOEICの資格試験学習などは後回しにできます(もし英語力が身についたら、英語力を客観的に証明するために高得点を取りたいという気持ちはありますが・・・)

つまり、目標から逆算すること2より、到達地点への到着が早まるということです。

英語学習の目標設定の注意点

英語学習で目標設定をする際に、個人的に注意しておくべきだと思った点があるので、紹介します。

英語学習はどうしても長期戦になるので、途中で挫折しないようにするためにもポイントを押さえておくことは大切です。

時期の目安を設定する

目標を立てるときには、期日を一緒に設定しておくと結構モチベーションの維持に役立ちます。

  • 来年中にTOEICで800点台を取りたい
  • 2年後には文法学習尾終わって、英語を使ってビジネスをしたい
  • 3年後に1人で海外旅行に行きたい

など、内容はなんでもOKです。

また英語学習をはじめたばかりの時にはそれが実現可能かどうかもわからないと思いますが、それも大きな問題ではありません。

理想を思い浮かべて、デッドラインを設定したら、デッドラインから逆算して小さな目標を立てていきます。

  • 今月中にこのテキストを完成させる
  • 毎週単語を100覚える
  • 毎日1時間学習する

など、こちらも無理のない範囲で、現実的な目標を立てます。

すると、目標に向かって毎日近づいている感じがするので、モチベーションを保ちやすくなります。

目標は途中で変更してもよい

目標に縛られすぎて、英語学習が楽しくなくなるのはもったいないことです。

必要性があって英語学習をしている方はそもそも目標の変更自体が難しい場合もありますが、自分の意思で勉強している方は、よりモチベーションが高まる(もしくは維持しやすい)目標に変更してもよいと思います。

例えば、僕の場合は最初はTOEICと実用的な英語の学習の両方を追いかけようとしていましたが、今はとりあえず英語の基礎力を身につけることに集中しています。

僕自身、その方が質の高い学習ができると思っていて、モチベーションをずっと維持できています。

金銭的な無理をしない

英語学習をしていると、アプリ・オンライン学習サービス・辞書・テキストなどさまざまなサービスがあります。そして、それらの多くが有料です。

セールスコピーを見ているとほしくなりますし、実際に無料のサービスやツールよりは有料のものの方が格段に優れていることが多いです。

しかし、いろいろと手を出しているとお金がもちません。

資格試験対策など、どうしてもお金をかけなければならないときはありますが、通常の英語学習の場合はできるだけ早い段階で核となる学習法を定めて、一つのサービス・教材にしっかり注力するようにしましょう。

個人的には、費用対効果の高い学習サービスを選ぶことをオススメします。例えば、僕が今入会しているEnglishClass101は、定額制で学び放題なので英語の学習意欲が高い方にはとてもオススメです。

英語学習の目標到達地点までの現在地

目標到達地点から逆算してどの地点に自分がいるのかを知ることも大切です。

最後に、あくまでも自己評価ですが目標到達地点から逆算してどのあたりの位置にいるのかをお伝えします。

現在の目標達成度

英語力という観点では、僕は現在どの程度の位置にいるのか自分でもあまり分かっていません。

ただ、やりたいことがどの程度できているかという観点からであれば、かなり明確に答えを出すことができます。

  • 英語のニュース・・・海外のニュースサイトは、よく知らないジャンル(株とかフィナンシャルとか)を除けばだいたい読めます。どうしても読めないときには、DEEPLという翻訳ツールつかって読むこともあります。
  • 英語のリスニング・・・比較的ストーリーの分かりやすい海外ドラマ(The Good Placeなど)なら、英語字幕をつければ大分意味を追えます。
  • スピーキング・・・結構ボロボロです。ただ、言いたいことが正確に伝えられなくても、単語レベルで言いたいことを伝えられるようにはなったので、無言のまま固まるようなことはないと思います。英語学習を始めてたばかりの時は「褒めてくれてありがとう(Thank you for your compliment)のcomplimentが出てこなくて固まっていたので、成長はしてます。
  • 実用・・・海外のWebサイトでツールやアプリをダウンロードしたり、サブスクを契約したりしてます。誤解してしまうといけないので翻訳ツール使って時々内容を確認しているものの、サービスを利用するという点ではしっかり使ってます。
  • 情報発信・・・情報発信はこのサイトでしている程度なので、まだまだです。

上記のような感じで、やりたいことの半分くらいがかろうじてできているというようなイメージです。

現在の学習方針

現在の学習は、EnglishClass101.com・WSJ(Wall Street Journal)・単語暗記の3本立てです。

単語だけじゃなくて、イディオムも覚えていきたいな都は思っているのですが、あとは英語のサービスを利用する際に、頑張って英語読むようにしています。

EnglishClass101は、このブログ内でよく書いていますが、英語で英語を学習できるサイトです。担任の先生が専属が月~金まで毎日サポートしてくれて、さらに動画のレッスンプログラムも大量にあります。

英語学習者にとって、特に僕のような中級者にとっては理想的なサービスだと思います。

これらの学習を地道にコツコツ続けています。